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[神紋] 雲紋

雲紋(くももん)

字のごとく、空の雲の文様を図案化した紋です。
多く使用されていますが、特にスサノヲを祭神とする氷川神社にて多く使用されています。

スサノヲが出雲の根之堅洲国にある須賀にて詠んだ日本初の和歌といわれる
「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
に由来すると言われています。

ほかの紋に比べ、バリエーションが豊かに感じます。
同じ八雲紋を名乗っていても、その形状が揺らぎというには同一視しにくいくらいの違いがあったりと、見比べると発見があります。

八雲紋(大宮氷川神社)
八雲紋(大宮氷川神社)

八雲紋(熱田神社 - 今戸)
八雲紋(熱田神社 – 今戸)

八雲紋(元郷氷川神社)
八雲紋(元郷氷川神社)
八雲紋(氷川女體神社)
八雲紋(氷川女體神社)

(仮作成)

雲菱紋(川越氷川神社)
雲菱紋(川越氷川神社)

これらの紋を神紋として使っている神社

  1. 八雲紋 ・・・ 大宮氷川神社、氷川女體神社、元郷氷川神社、熱田神社(今戸)
  2. 雲菱紋 ・・・ 川越氷川神社

[御朱印] 『川口九社詣 勾玉巡り』

『川口九社詣 勾玉巡り』はじまる

川口市内には、大小合わせて35社の神社があるそうです。
まぁ、神社本庁配下の神社のみを数えており、地域持ちのものなどは除外されているとは思われるのですが、まぁ、そのくらいあるそうです。

その中でも中核をなす神社といわれるのが9社あるのだそうです。(主な本務社ということかと思われます。)

その9社を地図上で結ぶと『勾玉』の形となることから、『川口九社詣 勾玉巡り』と称し、御朱印巡りを企画した様です。

この企画、2017年11月10日からスタート。
11月10日… 1110 … 111 0 … 川 口 … おぉ、川口の日ですね。

参加方法

川口神社、鳩ヶ谷氷川神社を除く神社にて専用の御朱印帳を購入。好きな方法で各社をめぐり、御朱印を頂くという流れです。

専用の御朱印帳(『勾玉御朱印帖』)の初穂料は1,200円。
それに各社での御朱印は初穂料300円。(一部、お気持ちでとしている神社もある模様ですが。)

※ 1,200円 + 300円 x 9社 = 3,900円

各社をめぐり、満願となると記念品を頂けるという事になっています。

専用御朱印帳…

この専用御朱印帳…これがちょっと残念。
あらかじめ神社名が印刷されており、実際には神社にてペタンと押印していただくのみ。しかも、御朱印帳の素材がテカテカの紙なおかげでインクを吸わないのなんの。
御朱印を後程に眺めて参拝を思い返すような人にとっては…ちょっと辛いかな?

ただ、考え方を変えると普段、不在がちで御朱印を頂けなかった神社も、この期間なら可能性が跳ね上がるという事。
専用御朱印帳を頂き行動するかどうかは別として、趣味の方はこの時期を逃すのは得策じゃなさそうです。

めぐり方

公式には、めぐり方を2種類用意しているようです。
一つが、勾玉の軌跡をを描くように、順番に神社を巡り、出発した神社(延べ10社目)で満願となる巡り方。
時計回りでも反時計回りでもいいという話になっています。

もう一つが、どのような順番でもいいので、9社を巡りましょうというものです。

「川口九社詣 勾玉巡り」の神社

参加している神社は下記のとおりです。

神社名鎮座地備考
元郷氷川神社〒332-0031 川口市元郷1-30-2
川口神社〒332-0014 川口市金山町6-15※専用御朱印帳、満願記念品取り扱いなし
鎮守氷川神社〒332-0031 川口市青木5-18-48
鳩ケ谷氷川神社〒334-0002 川口市鳩ヶ谷本町1-6-2※専用御朱印帳、満願記念品取り扱いなし
前川神社〒332-0842 川口市前川3-49-1
東沼神社〒333-0816 川口市差間2-15-45
七郷神社〒333-0811 川口市戸塚3-13-6
九重神社〒332-0031 川口市安行原2042
峯ケ岡八幡神社〒332-0031 川口市峯1304

巡るのには埼玉高速鉄道線が便利!という事になっているようですが、これはこのイベント自体の後援に埼玉高速鉄道株式会社が噛んでいるというのがあるんでしょうね。実際問題として、これらの神社をSRを使って巡るのはつらい気がします。どちらかというと国際興業バスを駆使しないと巡るのは困難だと思われます。
どこから巡るのがいいのかという問題はありますが、例えばのモデルケースで考えると…

 

スタート地途中経路目的地
川口駅東口→(バス/峯八幡宮行)→八幡坂→(徒歩)→峯ケ岡八幡神社
峯ケ岡八幡神社→(徒歩)→八幡坂→(バス/川口駅東口行)→末広一丁目→(徒歩)→元郷氷川神社
元郷氷川神社→(徒歩)→川口神社
川口神社→(徒歩)→川口駅東口→(バス/上青木五丁目行)→青木中学校前→(徒歩)→鎮守氷川神社
鎮守氷川神社→(徒歩)→オートレース場裏→(バス/鳩ヶ谷公団住宅行)→鳩ヶ谷本町一丁目→(徒歩)→鳩ケ谷氷川神社
鳩ケ谷氷川神社→(徒歩)→鳩ヶ谷本町一丁目→(バス/川口駅東口行)→上青木交番→(徒歩)→前川神社
前川神社→(徒歩)→地蔵橋→(バス/新井宿駅行)→新井宿駅→(埼玉高速鉄道)→東川口駅/東川口駅南口→(バス/川口駅東口行)→差間北→(徒歩)→東沼神社
東沼神社→(徒歩)→差間北→(バス/東川口駅南口行)→戸塚支所入口→(徒歩)→七郷神社
七郷神社→(徒歩)→戸塚支所→(バス/西川口駅東口行)→安行支所→(徒歩)→九重神社
九重神社→(徒歩)→峯ケ岡八幡神社
峯ケ岡八幡神社→(徒歩)→八幡坂→(バス/川口駅東口行)→川口駅東口

前川神社位までは、なんとか公共交通機関がつながっていきますが、正直言っておすすめできる感じでは全くない。
まぁ、1日で巡る必要は全くないので、適当に切りのいいところで分割すれば…概ね3分割位すれば無理はない感じはしますけど。

車を利用という事であれば、駐車場がなく近隣にコインパーキングなどもない「九重神社」が若干ネックになりますが、それ以外は駐車場完備なので、半日もあれば満願叶うはずです。

[埼玉県川口市] 元郷氷川神社(元郷)

社名元郷氷川神社(もとごうひかわじんじゃ)
所在地
元郷氷川神社

埼玉県川口市元郷1丁目30−2
社格武蔵國四之宮
村社
御祭神祭神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと):(別名 狭依毘売命)
合祀
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
菅原道眞公(すがわらのみちざねこう)
大山咋命(おおやまくいのみこと)
火産霊命(ほむすびのみこと)
奥津比古命(おくつひこのみこと)
奥津比賣命(おくつひめのみこと)
神紋八雲紋
摂末社
情報源しあわせの宮 元郷氷川神社
訪問記訪問日: 2017/11/26
御朱印あり(初穂料:300円)
由緒書

[千葉県市原市] 八幡神社(市原)

社名八幡神社
所在地
八幡神社

千葉県市原市市原1番地
社格
御祭神
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/11/23

たまたま通りがかり神社を発見。
参拝。

金属製の鳥居をくぐると目の前に覆屋。
参道の右側には詳細不明な境内社。
覆屋の左奥にも祠。

境内には社名や由緒を示すものは何一つなく、詳細不明。
帰宅後に住所等で調べると、八幡神社であることは分かったが、それ以上はやはり不明。
地誌等で調べてみる必要がありそう。

御朱印
由緒書

[千葉県市原市] 天神社(能満)

社名天神社
所在地
天神社

千葉県市原市能満679番
社格
御祭神
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/11/23

地図上で神社を発見して参拝。
細い路地を入った先に鎮座。

ただ、鳥居もなければ、社名の表示も由緒の表示もなし。
林の中に覆屋。覗くと中には本殿。

御朱印
由緒書

[千葉県市原市] 白幡神社(村上)

社名白幡神社(しらはたじんじゃ)
所在地
白幡神社

千葉県市原市村上1097-2
社格
御祭神
神紋
摂末社子安神社
情報源村上・白幡神社(むらかみしらはたじんじゃ) – 大宮神社(五井)の兼務社
訪問記訪問日: 2017/11/23
御朱印
由緒書白幡神社遷宮記念碑

白幡神社は源頼朝が石橋山の戦に敗れ
上総国にのがれて再起を図ったさい、この村上の地に
一夜を明した。その記念に松を植えられて白幡の松と
称した。源氏の「白旗」が「白幡」であります。
後世に里の住民が頼朝を追慕して当社を建立されたと
伝えられる。
その白幡神社は現在地より東南方七〇メートルに
鎮座されていました。しかし東関東自動車道の建設の
為に平成四年十二月十八日に 神 鎮まり 座すに
ふさわしいとの所に遷座されました。

宮司 常田 謙祐

[千葉県市原市] 白山神社(五井)

社名白山神社
所在地
白山神社

千葉県市原市五井
社格
御祭神菊理姫命
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/11/23

たまたま通りがかり神社を発見。
参拝。

一見して個人持ちにも見えたけど、コミュニティセンターにあるところからして、地域持ちかな?と覗くと由緒書き。やはり地域持ちのようです。

小さい神社ではあるが、綺麗な状態。
そして、可愛いサイズの狛犬。ちょっとした庭のインテリア用を置いているような感じにも見えるほど。

御朱印
由緒書白山神社

当神社は文禄三年大宮山龍善院の別当として創立、祭神は菊理姫命と拝し、また雷難除としても深く白山部落住民の鎮守として崇敬を集め、代々社殿修復と祭事を行い、以来四百年を経過し、社会環境の変化により、平成四年下宿町会の守護神社として引継がれました。

平成十一年四月市原市都市区画整理事業により当地に本殿を移設しました。

平成十一年四月吉日
下宿町会長 根本匡治
氏子代表  宮崎源治

奉納本殿 外木壽夫

[千葉県市原市] 大宮神社(五井)

社名大宮神社
所在地
大宮神社

千葉県市原市五井1597
社格村社
御祭神國常立命(くにのとこたちのみこと)
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
大己貴命(おおなむちのみこと)

境内社

菅原道真 – 大宮天神社
月讀命(つきよみのみこと) – 三夜神社
埴山姫命(はにやまひめのみこと) – 鎮地神
武速素戔嗚尊(たけはやすさのをのみこと) – 疱瘡神社
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと) – 三峰神社
道祖神(どうそじん)、八衢彦命(やちまたひこのみこと) – 道睦神
大山祇命(おおやまつみのみこと) – 日枝神社
木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと) – 子安神社

神紋五三桐紋
摂末社大杉神社(あんばさま)
祓戸大神
浅間神社(富士塚)
大宮天神社
三夜神社(さんやさま)
鎮地神(ちぢのかみ)
疱瘡神社(ほうそばばさま)
三峰神社(みつみねさま)
道睦神(どうろくじん)
日枝神社(ひえじんじゃ)
子安神社
湯殿山
忠魂碑
情報源
訪問記訪問日: 2017/11/23

駅より徒歩5分ほど。
比較的大きな社地を持つ神社のようです。

一の鳥居をくぐり、進むと立派な社殿。その手前には左右に境内社。
境内社の浅間神社。鳥居の後ろには「富士塚」。登山できるような筋はあるものの、現在は登山禁止となっている模様です。
久しぶりに富士塚を見たなぁ…と、その脇に目を向けると、こっちも珍しい文字。
ちょうど天神社の裏に隠れるように「扶桑教」の文字の刻まれた石碑。扶桑教は富士講から派生した教派神道の一派ですので、まぁ、富士塚と一緒にあるのは不思議ではないけれど。久々に扶桑教の文字を見たような気がする。

駐車場は社殿裏と参道脇に2箇所。

御朱印あり(300円) – 社務所にて
由緒書上総国五井 大宮神社

御由緒

社伝によれば、第十二代・景行天皇の御代、日本武尊が御東征された檻の御創建と伝わる。
社名の「おおみや」とは、かつての広大な境内地に由来する。治承四年(一一八〇年)には
源頼朝が当社に参詣し、奉幣祈願したとの記録がある。また、小田原の北条氏が戦勝祈願
の際に太刀一振りを奉納している。江戸時代には開運・殖産・農業・漁業への守護の御神徳
より近隣二十八ヶ村の総鎮守として庶民の信仰を集めた。
現在では地域の鎮守とともに、京葉臨海工業地帯の各会社の守護神として広く崇敬を集
めている。平成二十五年に二二〇年ぶり(寛政五年以来)の本殿改修をを行い御神威もいよい
よ灼かとなった。

御祭神

國常立命(くにのとこたちのみこと)
生命力が宿る大地を形成した神。国土の永遠性をあらわす神。
天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
太陽のように光り輝く御神徳で高天原を治める神であり、皇室の御祖先神。日本民族の総氏
神と仰がれている神。
大己貴命(おおなむちのみこと)
一般にだいこくさまと親しまれている神。大国主神(おおくにぬしのかみ)との呼ばれている
国土開拓の神であるとともに、農業・産業の恵を授ける神。

由緒書大宮天神社

祭神 菅原道真

霊験、学問、書道、芸能、技芸
氏子崇敬者の菅原道真公の学徳を
敬仰するもの、もとより後を絶たず。
依って北野天神、太宰府天神、
大阪天神の三天満宮より御分霊を
勧請し奉り、神殿を造立して
大宮天神となす。

[埼玉県ふじみ野市] 中央通り稲荷(上福岡)

社名中央通り稲荷
所在地
中央通り稲荷

埼玉県ふじみ野市上福岡2丁目2
社格
御祭神
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/11/26

上福岡駅からの散策中に発見。
道路に面してはいるものの、宗教法人の登録はない模様で、かつ規模的にも小さなものですので、個人持ちの屋敷神なのでしょう。

とはいえ、祠はきれいに手入れされており、提灯は灯り、信仰を感じさせます。

そんなわけで由緒等は不明。

御朱印
由緒書

[東京都台東区] 上野東照宮(上野公園)

社名東照宮
上野東照宮(うえのとうしょうぐう)
所在地
上野東照宮

東京都台東区上野公園9−88
社格府社
御祭神徳川家康公(とくがわいえやす)(東照大権現)
徳川吉宗公(とくがわ よしむね)
徳川慶喜公(とくがわ よしのぶ)
神紋三ツ葉葵
摂末社栄誉権現社(御狸様)
情報源上野東照宮公式ホームページ
訪問記訪問日: 2017/11/09

ちょっとした用事があり、上野動物園。上野動物園のモノレール乗り場の前付近で、「上野東照宮」の看板を発見。
そういや、だいぶ長いこと詣でてないな。と思い立ち参拝。

公園内にある神社で、東照大権現を祀る神社。
東照大権現は言わずと知れた、江戸幕府の初代 徳川家康公。
各地にある東照宮と同じである。
本社も正式名称は東照宮であるが、各地の東照宮と区別するために地名を冠しているとのこと。

歴史的な物語の人物を祀る神社ではなく、そこには確実に権力者として実在し、その末裔が時代を治めていた人物を祀る神社だけあり、貢がれ納められているものがすごい。特に石灯籠。
立派なだけではなく、競うように納められたのか、数もかなりのもの。

社殿は金を基調とした豪華な作りとなっており、豪奢。
華美すぎず下品にはなっていないと評する人も多いが、個人的には成金趣味に見えていただけない。

内部拝観は有料。初穂料500円。

外から見るのと、中から見るのでは印象が異なる。一度は中から見てみるのが良さそうな印象。
まぁ、二度はいらないかもだけど。

中に入ると境内社もある。狸の神社。語呂合わせであろう「他を抜く」につながることから勝負の神様となっているようだ。

御朱印は社務所にて。300円の初穂料。牡丹の季節などは特別な御朱印となる、また、繁忙期には書き置きになるとの事。

御朱印あり(300円) – 受付は9:30-16:00
由緒書東照宮略記

祭神

徳川家康・徳川吉宗・徳川慶喜

縁起

元和二年二月見舞いのため駿府城にいた藤堂
高虎と天海僧正は危篤の家康公の病床に招かれ
三人一処に末長く魂鎮まるところを造って欲しいと
遺言された。そこで高虎の屋敷地であるこの上野
の山に寛永四年(一六二七年)に本宮を造営した。
その後、将軍家光はこの建物に満足出
来ず慶安四年現在の社殿を造営
替えし、江戸の象徴とした。

由緒書栄誉権現

四国八百八狸の総師。
奉献された大奥で暴れ追放後、大名、旗本、諸家を潰し、大正年間 本宮に奉献された悪行 狸、他を抜く(たぬき) 強運開祖として信仰が厚い

縁起日は五の日