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[静岡県下田市] 波夜多麻和氣命神社

社名波夜多麻和氣命神社(はやたまわきのみことじんじゃ)
波夜多麻和氣神社
相玉天神宮(旧社名)
所在地
波夜多麻和氣命神社

静岡県下田市相玉8
社格村社(明治六年)
従四位上 おほゐの明神(伊豆国神階帳)
波夜多麻和氣命神社(延喜式内:論社)
佐伎多麻比咩命神社(延喜式内:論社)
御祭神波夜多麻和氣命(はやたまわけのみこと)
神紋
摂末社
情報源波夜多麻和気命神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2017/05/05

稲生沢川の南側、並走する15号線を伊豆急行稲梓駅より西方面に進む。
南側の丘の上に社が見える。

台輪鳥居、社号標の先に急峻な石段。
その先に社殿。

社号標には「式内波夜多麻和氣神社」の陰刻。
ただ、神社庁などの情報によると…社名は「波夜多麻和氣命神社」で「命」の一文字が抜けている模様である。
ただ、目と鼻の先にあるバス停の名称は天神前。
本来の社号は天神社なのか?と帰宅後にネットで簡単に検索。

例えば伊豆下田市相玉の式内:波夜多麻和氣命神社は土地では「天神さん」として祀られてきており(波夜多麻和氣命を祀るという記録はない)、神社前のバス停名も「天神前」である。しかしここは「菅原道真公を祀る」という伝があったわけでもない。まことに大雑把に「天神さんの社」だったのだ。伊豆は伊豆三嶋大神の御子神たちが複雑な名前であることから一般に膾炙しなく、単に若宮さんとか天神さんとか呼ばれてよく分からなくなってしまった例が多い。

神社巡りの方法|四座 読|龍学 -dragonology-より

なるほど、バス停が天神前だからと言って、過去は菅公を祀っていたものを…みたいな安直な想定はよろしくないという事なのだろう。
伊豆神社は奥深い。

石段を登り、参拝。

鳥居は綺麗にペンキが塗られているところを見ると、地域の信仰は残っているんだろうと思う。
それでも、社殿はかなり痛んでおり、維持の難しさを感じさせる様相。
神社の維持というのは現代ではかなり難しいんであろうと思う。

参拝後、振り返ると周囲の美しい景色。

御朱印
由緒書

[静岡県松崎町] 若宮八幡宮(船田)

社名若宮八幡宮
所在地
若宮八幡宮

静岡県賀茂郡松崎町船田321
社格
御祭神仁徳天皇
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/05/02

山間の船田の集落のほぼ中央に鎮座。
周りには清流が流れ、子供達が水遊びに興じている。
のどかな日本の原風景。
自然豊かで山の木々と小川のせせらぎ。
こういう風景を見るとあこがれてしまう。

集落のほぼ中心線の奥、子供が水遊びに興じる水路の先に神社。

小さな橋を渡り、純白の台輪鳥居をくぐる。

その先には拝殿。
参拝しようと手を掛けるが…拝殿は硬く扉を閉ざしている。
「ここも伊豆方式か!」
伊豆は拝殿脇から階段を上り、覆殿を開けて直接の参拝となることが多い。
ここもその方式かなと拝殿裏に回り、急な石段を登り、集落を見渡せる覆殿まで登る。
心地よい空気を吸いながら登る階段。これまた心が洗われるような気分。

覆殿前で振り返ると、集落を見下ろす絶景。

残念ながら、覆殿も施錠されていたが、扉の格子越しに参拝。

松崎町史資料によると、覆殿は明治二〇年五月の造立、中の本殿は寛政元年二月の造立とのこと。

御朱印
由緒書(境内掲示)若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)
鎮座地 松崎町船田三二一
御祭神 仁徳天皇
例祭日 二月十一日・十一月三日由緒創建は詳らかでないが、現在残る文正二年(一四六七)の棟札からも古い社であることがわかる。
所蔵する棟札は、文正二年以外、天文十一年(一五四二)等八枚あるがその棟札によれば現在の本殿は寛政元年(一七八九)初代石田半兵衛も参加して造営されたもので、覆殿は明治二十年(一八八七)、拝殿については記載の棟札なく不明である。近年まで境内にスギ・ヒノキ・ケヤキの大木があった。

[静岡県南伊豆町] 三島神社(妻良)

社名三島神社(みしまじんじゃ)
三島宮
所在地
三島神社

静岡県賀茂郡南伊豆町妻良828ー1
社格延喜式内(大津往命神社)
延喜式内(阿米都加多比咩命神社)
村社
御祭神大津往命
神紋
摂末社
情報源三島神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2016/08/26
南伊豆から西伊豆に移動中。妻良の坂を下る途中に発見。
境内入口には台輪鳥居、鳥居扁額には「三島宮」。
この三島宮の文字が芸術的。神社の文字は業界有名人なんかの達筆なものが多いけれど、ここのはそういうのではなく、ほんと、近代芸術的である。
鳥居も鳥居で近代芸術的で、鳥居の笠木は黒く、笠木下の島木は朱色。柱は薄いピンク色。、根巻は銅の緑。なんともごちゃごちゃな色センス。これは何かしら意味のある色なのか、はたまた氏子の趣味なのか。扁額のみならず鳥居自体も面白い。その脇にちょこんと鎮座する狛犬はちょっと傷みが激しい感じである。
足部分が欠損したのか石膏のようなもので上塗り。境内に入ると拝殿。でも、ここは伊豆なので伊豆方式で脇から裏手に。
石段を登り覆殿へ。
階段脇には狛犬。こちらは新しいようで元気いっぱいである。覆殿脇には、前任と思われる傷みの相当に激しい狛犬、それに不明の祠がいくらか見える。

南豆風土誌によれば、正中二年の社記があるとのこと。

御朱印
由緒書北条水軍妻良衆の力石

重量280Kg
戦国時代、伊豆を平定した北条早雲の傘下に入った妻良衆は村田一之助を頭領に仰ぎ、北条家中でも屈指の水軍であった。
彼らは、北条氏治世100年の中で伊豆衆と呼ばれ、その剛勇ぶりはつとに有名であった。
その勇士達が、平素身体鍛錬のためにかつぎ、差し上げたのがこの石で、その名も力石と名づけられ今日まで伝えられている。
特に、北条氏と豊臣氏の戦雲急な頃、妻良沖にて敵の斥候一人を捕らえ、北条氏直から感状を贈られ、その武勇を賞賛されたのであるが、この人などは、この石をいとも軽々と差し上げたと伝えられている。
昭和60年5月

[静岡県伊豆市] 白山神社(八木沢)

社名白山神社(しらやまじんじゃ)
所在地
白山神社

静岡県伊豆市八木沢1785
社格
御祭神
神紋
摂末社
情報源白山神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2016/08/24

地図を見て「こんなところに神社があるんだ!」と訪問。
入口からしてここに入っていいんだろうかという細さ。その上、曲がるのもギリギリの路地。そんなところを進むと白色の台輪鳥居。
もちろん駐車場などはない上に、路上駐車の余地もない。

鳥居をくぐると数段の石段、その先に社殿。
狛犬はなく灯篭のみ。
社殿には白山比咩神社の御神符。石川県白山市の白山比咩神社のものと思われる。

特に由緒を示すものはなく、詳細は不明。

御朱印
由緒書