【資料】鳩ヶ谷市史


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鳩ヶ谷市史は鳩ヶ谷市(現:川口市)の市政10周年を記念して編纂された市史。
昭和五十四年から昭和六十二年の間に行われた調査を元に作成されています。
鳩ヶ谷市の民俗の視点で編纂されており、神社についてはさほど詳細に調査はされていませんが、幾つかの地域で信仰を集めている屋敷神などの調査があり、貴重。

鳩ヶ谷市史
鳩ヶ谷市
昭和六十三年八月三十一日発行

「鳩ヶ谷市史」に掲載されている神社

社名鎮座地区概要現住所(独自調査分)
畑田稲荷辻地区かつての辻村の鎮守。
明治末年に鳩ヶ谷氷川神社に合祀されたが、その後も信仰を集める。
埼玉県川口市南鳩ヶ谷7丁目27
妙前稲荷辻地区(常住寺)常住寺の檀家が中心に祀っている神社。かつては常住寺の裏に社があったが、昭和に入ってから常住寺の境内に移された。
三光稲荷桜町浦寺と笹目(戸田市)の稲荷と伏見稲荷の三つを合祀して自宅に三光稲荷として祀る。
石田明神辻地区石田三成の遺児が、先祖を祀るために建てた神社。
もともとは石田三成の遺児が世話になった家の屋敷神である熊ヶ谷稲荷だった。
埼玉県川口市辻1112
天神社三ツ和地区菅原道真を祀った天神社。
鳩ヶ谷氷川神社鳩ヶ谷・浦寺・里・辻の鎮守。
末社は10社あり、恵比壽社・須賀神社・熊野社・稲荷社・八幡社・浅間社・天満宮・三峰社・古峯社・弁天社。
埼玉県川口市鳩ヶ谷本町1丁目6−2
三ツ和氷川神社かつての小渕・中居・上新田の鎮守。現在は三ツ和の鎮守。
往時は中居村八幡木に祀られていたが、文明年間に現在の地に遷宮したと言われる。
末社は6社あり、稲荷社・神明社・天神社・須賀神社・御嶽社・白山社。
埼玉県川口市三ツ和3丁目22−2
八幡神社中居村八幡木の鎮守。
祭神は誉田別命・大日霊貴命・天津児屋根命・倉稲魂命・菅原道真公・保食命・天照大御神・奥津比古命・奥津比売命・火産霊命・建御名方命・大山咋命。
末社は3社あり、三峰神社・阿夫利神社・厳島神社。
埼玉県川口市八幡木1丁目25−2
十二所神社前田の鎮守。
国之常立神・豊雲野神・字比地邇神(妹須比智邇神)・角材神(妹活材神)・意当斗能地神(妹大都召辨神)・淤母陀流神(妹阿夜訶志古泥神)・伊邪那岐神(以上天神七代)・天照大御神(御名 大目西要)・正哉吾勝々速日天之忍穂耳尊・天津日高日子番能瓊瓊杵尊・天津日高彦火火出見尊・天津日子玻限建鵜葺草葺不合尊(以上地神五代)。
境内社は4社あり、神明社・春日社・稲荷社・天神社。
埼玉県川口市南鳩ヶ谷5丁目31−1

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