「静岡県」カテゴリーアーカイブ

[静岡県西伊豆町] 天満天神宮(栗原)

社名天満天神宮
所在地
天満天神宮

静岡県賀茂郡西伊豆町中827
社格無格社
静岡県神社庁神社等級 十四等級神社(昭和五十六年七月一日)
御祭神菅原大臣命
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2016/11/23

仁科中学校の運動場の後ろ、隠れるように…かすかに鳥居が見える。神社だ。仁科中学校運動場の東端、栗原集落の入口を左へ入り、長光寺の方向にグランドに沿って約一〇〇メートルほどでアプローチできる。
資料によると、昔は参道があり、まっすぐに神社の鳥居に向かっていけたらしい。いつの段階かで運動場ができて分断されてしまったということのようです。ひとまず、迂回しつつアプローチ。
運動場側に廻り込み、まずは鳥居をくぐる。
鳥居の先に拝殿。
拝殿は伊豆このあたりでよく見かけるタイプ。普通の民家の玄関を開けるとその奥に本殿みたいな。
拝殿から覆殿までの階段、石段の両脇にのちに手すりをつけた模様。もともとは脇から回り込んで本殿にというスタイルのだったのかもしれません。
手すりがついたからといって、入れなくなったわけではなく。
脇の道を使えばもちろんアプローチ可。
ということで、本殿にご挨拶…覆屋には鍵。隙間から覗くと、伊豆らしく等級の表示。

小さいながらに整備された境内、地域の信仰が残っているのでしょう。

御朱印
由緒書

[静岡県沼津市] 池大明神

社名池大明神
所在地
池大明神

静岡県沼津市井田
社格
御祭神道祖神?
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/08/19

沼津市井田の明神池近く。この辺りでは珍しい水田風景の奥に鳥居が目立つ。
扁額によると「池大明神」である。場所柄、明神池の神を祀るものであろうと思う。

由緒書きなどは特になく、鳥居をくぐり、石段を登ると拝殿。
扉に鍵はなく、参拝時は各自にて開けて参拝し、終わったら閉めるタイプと思われる。
ひとまず参拝。

拝殿内に、この神社を知るヒントはないかな?と覗く。
うーん、神仏習合?「道祖神」の文字が見えます。
確かに、鳥居脇には伊豆型の道祖神。

ちょっとばかり興味が湧いてきた。

御朱印
由緒書

[静岡県沼津市] 井田神社

社名井田神社(いたじんじゃ)
所在地
井田神社

静岡県沼津市井田1
社格延喜式内
村社(明治六年八月)
御祭神大己貴命
神紋五三桐紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/08/19
御朱印
由緒書井田神社

 

祭神
大己貴命
例祭日
十月九日

由緒
当社は延喜式神名帳(九二七年撰進)の伊豆国神階帳の「従四位上ゐたの明神」に相当するという。
往古、大古久明神と称し、永禄十三年(一五七〇)修造、慶長十二年(一六〇七)の棟札には井田荘七箇村鎮守井田明神とみえる。村の産土神として、農漁商工業の守護神として崇敬されてきた。うっそうとした社叢に数百年の歴史が偲ばれる。社傍の井立山妙田寺は当社の別当寺であったと伝えられる。
明治六年八月村社に列せられた。

境内
三百四十六坪

社殿
本殿・拝殿流造

社宝
永禄十三年棟札

沼津市教育委員会

[静岡県沼津市] 大瀬神社

社名大瀬神社(おせじんじゃ)
大瀬明神(おせみょうじん)
引手力命神社(ひきてちからのみことじんじゃ、ひきたぢからのみことじんじゃ)
所在地
大瀬神社

静岡県沼津市西浦江梨329
社格延喜式内
郷社
御祭神引手力命(ひきたぢからのみこと)
神紋
摂末社
情報源
訪問記訪問日: 2017/08/19
御朱印
由緒書

[静岡県沼津市] 城岡神社

社名城岡神社(しろおかじんじゃ)
所在地
城岡神社

静岡県沼津市大手町3-5-17
社格
御祭神
神紋
抱き稲に二重亀甲に丸に三つ葵紋
抱き稲に二重亀甲に丸に三つ葵紋

抱き稲に二重亀甲に丸に三つ葵紋?

※ ともかく、なんでもありの神紋。
※ 抱き稲=稲荷 二重亀甲=大国主 丸に三つ葵=徳川家康 を意味するのでしょう。
※ 御朱印をもらう際に、そういうことですかね?と伺ったら、「欲張りでしょ?」とお答えいただいたので、そういうことなんだと思われる。

摂末社
情報源城岡神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2017/08/19

恒例の伊豆参拝旅行の行きがてら、渋滞避けで久しぶりの沼津。

市街地の良立地。
間口は広いが、奥行きはあまりない感じの社地で、鬱蒼とした社叢がという神社が多い中、ここは真逆。
近代的な感じがする神社です。
ひとまず、鳥居をくぐると数十歩の参道、まずは参拝。

その後、御朱印をもらおうと社務所を探す。
社殿の右後ろには公民館風の鉄筋の建造物。どうも、そこが社務所の様です。
雑居ビルとして建築し、店子をとって収入としているのでしょう。
入り口を入ると、医院の看板などが上がっていたので、そうなんだろうと推測。

入り口ホール入って、すぐの受付の様な場所が社務所。
そこで御朱印をいただく。

市街地ゆえに駐車場はなし。ただ、地下や付近には有料駐車場も多いので、それらを利用するもが良さそう。

御朱印あり – 社務所にて300円
由緒書城岡神社

御祭神 宇迦之御魂神(お稲荷さん)
相 殿 東照大権現(徳川家康公)
大国主之命(出雲さん)

御由緒

往古 沼津城の丑寅(東北)老松鬱蒼として森厳を極めたる
一丘に小祠あり(縁起不詳)
沼津城第二代の城主水野忠成公文政七年(一八二四)五月
二十五日社殿を造営し時の第十一代将軍徳川家斉公より
山城国伏見稲荷の御神体を拝受し城の守護神として
奉斎した(稲荷神社と称す)
以降毎年一回大祭を斎行し庶民の参拝を許した
明治維新の際廃藩せられ場内区民の守護神として祀ら
れることとなる
明治七年東照宮(東照大権現)を相殿に迎え権現様の
愛称を以って崇敬を蒐む
爾来当社は稲荷様とも権現様とも称えられていたが
明治三十六年六月城岡神社と改称し社号を統一した
明治三十九年出雲大社の御分霊(大国主之命)を奉斎した
平成三年十一月大手町町制創立百周年の記念事業により
社殿を新築し境内整備を行った

[静岡県三島市] 三嶋大社

社名三島神社(みしまじんじゃ)
三嶋大社(みしまたいしゃ)
所在地
三嶋大社

静岡県三島市大宮町二丁目1番5号
社格延喜式内(名神大社)
伊豆国一宮
伊豆国総社
官幣大社
別表神社
御祭神三嶋大社 Webサイトによる
大山祇命(おおやまつみのみこと)
積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)
御二柱の神を総じて三嶋大明神(みしまだいみょうじん)と称しています。

静岡縣神社志 による
祭神 正殿一座 玉籤入彦厳之事代神(たまくしいりひこいづのことしろぬしのみこと)
或云、積羽八重事代主命(つみはやゑえことしろぬしのみこと)
或云、都波八重事代主神(つはやゑえことしろぬしのみこと)
相殿四座 阿波神(あはのはみ) 或云、阿波咩命(あはめのみこと)
伊古奈比咩命(いこなひめのみこと) 又御名 三島溝樴姫(みしまみそくひひめのみこと)
一座神名未詳(社傳、物忌奈命(ものいみなのみこと))
一座神名未詳(社傳、大山祇命)

祭神を事代主とする主張は江戸時代後期の平田篤胤によるものであり、割と最近の話である。
江戸期までは大山祇命とされていた。
ただし、近年では伊豆諸島の神、ミシマ(御島)の神(三嶋大明神)であるとする資料も多く見られる。
神紋折敷に三文字紋
五七の桐紋
摂末社
情報源三嶋大社
訪問記訪問日: 2017/05/06

伊豆地域の神社を目指して参拝旅行をする関係で、三島もよく来るには来るけれど。
いつも混雑している三島大社はなかなか訪問する機会もなく。
その昔は仕事の関係でもよく来ていたこともあり、年に数回は詣でていたんだけれど。
かれこれ20年ぶりくらいの訪問。

社頭右側に神社の駐車場(有料)があるので、そこに車を止めて参拝。

崇拝篤い神社だけあって、参拝するたびに感嘆である。
ともかく広い境内で、鹿苑もある。

社頭にある灯篭にある「折敷に三文字」の神紋を確認しつつ、境内へ。
かなり大きな境内で、立派な神池が出迎えてくれます。
そしていたるところに十六八重表菊。
神池をみながら境内を進むと神門、その先には舞殿があり、その真裏に社殿。
社殿もかなりの豪勢さ。

社伝によると、災害により深刻な被害を受けることもあったが、その度に再建してきたという。
しかも迅速な再建で、各地からの信仰の篤さを感じさせる。

ともかく、いつ来ても大勢の人でにぎわっている。
一度でいいから、落ち着いてゆっくり参拝してみたいものだ。

御朱印あり
由緒書

[静岡県西伊豆町] 辨財天社

社名辨財天社
所在地
辨財天社

静岡県賀茂郡西伊豆町田子字本宮 (田子瀬浜海岸)
社格
御祭神辨財尊天
神紋波に三つ鱗紋
摂末社
情報源西伊豆町誌 資料第一集 神社・寺院並びに棟札編
訪問記訪問日: 2017/05/05
田子港より海沿いに約1キロほど南下する。
途中の道は細く、すれ違いも気を使う。途中の入江には造船所などもあり、港町の雰囲気を存分に楽しめる。
車でアプローチできる一番奥、海水浴場までいくと、海に向かってひとつの社が立っている。
弁天社である。
西伊豆町誌によると、この弁天社はもともと、目の前の海に浮かぶ「弁天島」に鎮座していたとのこと。
昭和五十二年に発生した伊豆大島近海地震により大きな被害を受けたため、本地に遷座したとのことのようである。
大きな被害は受けたが、弁天島での本殿修復の意向もあったが、今後予想される東海地震を懸念し、最終的に、昭和五十八年三月の遷座となったようだ。
御朱印
由緒書

[静岡県松崎町] 仲神社

社名仲神社
所在地
仲神社

静岡県賀茂郡松崎町那賀64
社格静岡県神社庁神社等級規定 十四等級神社
村社
延喜式内(仲神社:論社)
延喜式内(伊那上神社:論社)
延喜式内(仲大歳神社:論社)
御祭神
神紋
摂末社
情報源仲神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2017/05/05

所用で松崎町を通過する用事があったので、以前から気になっていた「仲神社」を目指す。
この地域は道が入り組んでいて細い上、生垣などがあったりして見通しも悪い。
迷いに迷って、ようやく探し出した。迷ったおかげでどうやってたどり着いたかすらよくわからない。
たぶんだが、車で向かうのであれば、「那賀生活改善センター」あたりを目標にするとよいと思う。

入り組んだ細い道を進んできた感覚からすると、集落の中にぽかっと空いた空き地的境内。
広くもないが、集落の集会を行ったりお祭りを行うのは事足りそうなサイズである。
境内内には「那賀生活改善センター」があり、近隣住民の集会所等として利用されているようだ。

道路から見ると敷地に斜め方向に立つ白色の明神鳥居。
鳥居に向かって左が「那賀生活改善センター」、右が「拝殿」である。

拝殿は神社建築というより、どちらかというと商家の建物…といった様相。
扉には鍵はかかっておらず、自由に開けて参拝する形式の様です。

ひとまず、扉を開けて参拝。

拝殿内には、静岡の神社らしく等級が掲示されており、本社は静岡県神社庁神社等級規定十一等級とのこと。

御朱印
由緒書

[静岡県下田市] 波夜多麻和氣命神社

社名波夜多麻和氣命神社(はやたまわきのみことじんじゃ)
波夜多麻和氣神社
相玉天神宮(旧社名)
所在地
波夜多麻和氣命神社

静岡県下田市相玉8
社格村社(明治六年)
従四位上 おほゐの明神(伊豆国神階帳)
波夜多麻和氣命神社(延喜式内:論社)
佐伎多麻比咩命神社(延喜式内:論社)
御祭神波夜多麻和氣命(はやたまわけのみこと)
神紋
摂末社
情報源波夜多麻和気命神社 – 静岡県神社庁
訪問記訪問日: 2017/05/05

稲生沢川の南側、並走する15号線を伊豆急行稲梓駅より西方面に進む。
南側の丘の上に社が見える。

台輪鳥居、社号標の先に急峻な石段。
その先に社殿。

社号標には「式内波夜多麻和氣神社」の陰刻。
ただ、神社庁などの情報によると…社名は「波夜多麻和氣命神社」で「命」の一文字が抜けている模様である。
ただ、目と鼻の先にあるバス停の名称は天神前。
本来の社号は天神社なのか?と帰宅後にネットで簡単に検索。

例えば伊豆下田市相玉の式内:波夜多麻和氣命神社は土地では「天神さん」として祀られてきており(波夜多麻和氣命を祀るという記録はない)、神社前のバス停名も「天神前」である。しかしここは「菅原道真公を祀る」という伝があったわけでもない。まことに大雑把に「天神さんの社」だったのだ。伊豆は伊豆三嶋大神の御子神たちが複雑な名前であることから一般に膾炙しなく、単に若宮さんとか天神さんとか呼ばれてよく分からなくなってしまった例が多い。

神社巡りの方法|四座 読|龍学 -dragonology-より

なるほど、バス停が天神前だからと言って、過去は菅公を祀っていたものを…みたいな安直な想定はよろしくないという事なのだろう。
伊豆神社は奥深い。

石段を登り、参拝。

鳥居は綺麗にペンキが塗られているところを見ると、地域の信仰は残っているんだろうと思う。
それでも、社殿はかなり痛んでおり、維持の難しさを感じさせる様相。
神社の維持というのは現代ではかなり難しいんであろうと思う。

参拝後、振り返ると周囲の美しい景色。

御朱印
由緒書