遊廓建築がレトロで面白い
ある人と話をしていた時、
「遊廓の建築っておもしろいよね」
と、言われ、そういや昔は遊廓の建築物を見て回った時期があったなぁ。と思い出して懐かしくなってきたので、もう一度、だらだらとめぐってみようかなぁ。と思ったわけです。
ちょちょっとググってみると、やっぱりそういう趣味の人は多く、情報もいっぱい。昔と違って、簡単にいろいろな情報を手に入れられる世の中になったんだなぁ。と時代の変化を実感。これなら結構簡単にいろいろなことを調べられるかもと思ったので、いろいろ調べ始め始めました。
全国遊廓案内
色々なサイトを見ていると、基本書となる資料はある程度は共通となっている様です。特に『全国遊廓案内』というものが一番目立ちます。
日本遊覧社 という出版社から 昭和5年 に出版した全国の遊廓の案内がまとまった資料です。まぁ、遊廓とはなっているものの、実際には乙種料理店等のいわゆる遊里が入っていたり、指定地であっても全部が入っていなかったりはするようですが、全体的に見て、ここまでまとまっている資料というのはなかなか珍しく、有用であるという事の様です。
これ自身は、手に入れようと思うとなかなかに難しく。日本の古本屋でも全国遊廓案内でも扱いがなかなか出てこないレベルなもので、見ることがかなうかというと微妙。さてさて…と思っていたのですが、よくよく調べてみると、国立国会図書館デジタルコレクションにて公開されていて、それを参照すりゃいい。という事がわかりました。
出版者: 日本遊覧社(ニホンユウランシャ)
出版年月日: 昭和5年 (1930年)提供機関名: 国立国会図書館デジタルコレクション
公開範囲: インターネット公開(保護期間満了)
まぁ、世の中便利になったものです。
中身を見てみると、全国の遊廓や遊里の場所が列挙されているものの、粒度はばらばら。
ここだと詳しく書かれているところもあれば、「よくわかっていない」といううわさを書いたようなところまである。
逆に噂レベルが記載されているという方が貴重で、いろいろな特定の呼び水的な情報まで入っているとも言えなくはないです。
ひとまず、読み込んでみてなんぼかなぁ。
再デジタル化してみた
ただ、この国会図書館のデジタル化は資料をデジタル化する点が優先なのか、実際に普段参照するにはなかなか使いにくいです。 その為、今回はホワイトニングとリサイズを実施してデータ化してみました。 この資料、「インターネット公開(保護期間満了)」と云う事で、国立国会図書館所蔵資料の二次利用(復刻/翻刻/掲載/展示/放映/インターネット・ホームページ等への掲載)を希望される方へにあるようにこの状況であれば整理したものを公開しても良さそうなので、せっかくなので公開してこうと思います。
出版者: 日本遊覧社(ニホンユウランシャ)
出版年月日: 昭和5年 (1930年)提供機関名: 国立国会図書館デジタルコレクション
修正者: 自宅警備隊長公開範囲: インターネット公開(保護期間満了)
割ときれいに読めるようになった気がします。
同定していかないと…
さて、基本書が手に入ったからにはこれを基に場所の同定をして訪問してみようかなと思います。
メモ
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